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本屋で行うインプロヴィゼーションを開催しました✏️


今年から糸島の本屋アルゼンチンでインターンをしています。てんでバラバラな4人が集まり「ジェネレーター公民館」という場作りユニットになりました。年4回イベントを企画し、催していきます。

Learning Designer in Books Argentina


そもそも「ジェネレーター」とは?

“ジェネレート=生成する"
「なんとなく気になる」「面白そう」そういう感覚を大切にしながら、偶発的にそこに生まれるものとの出会いを楽しむ、面白がるひと。そんな人たちが集まる、誰でも来られるパブリックな「場」をイメージしたら「公民館」になりました。
「ジェネレーター」が気になる方はこの本を↓📘


5/12(日)ジェネ公1回目のイベント



「本屋で行うインプロヴィゼーション」が終わりました。プログラムオーナーはプロギタリストのこうすけさん

天気の良い青空の糸島を想像していたら、12日は雨。
しとしと、ぽつぽつ、雨音が聞こえてきそうな小ぶりの雨。
傘も忘れて家を出て、バスと電車を乗り継ぎ、筑肥線大入駅へ。
駅のホームに降りるとフィッシュさんに会う。
ああ、どこで会ってもフィッシュさんは、フィッシュさんだ。

会場のこっからオフィスまで、相合傘してくれた。傘を忘れてしまったが、嬉しい1日のはじまり。
カエルもなんか言っている。
木漏れ日差し込むこっからオフィスは格別な空間だが、窓から見える緑に雫が滴り、イキイキとしている様子も素敵だった。

「なにをするのよくわからないけどなんか面白そう」
「本屋アルゼンチンがやることなら、なんか面白そう」
「あの人たちがやることなら、面白そう」
参加してくれた方の参加理由が嬉しかった。
「なんとなく」「なんか良さそう」その気持ちを大切にしたい。

飛び入りの参加者さんも♪


当日は、予約なしの飛び入りの参加者も♪
雨の糸島、車なしでは難しいかな…と思っていたけど、『大入駅』を検索してみたら意外と家から駅to駅で行けそう!開催場所も大入駅から徒歩1分だし。
なんかゆるそうな会だし、行ってみてダメなら帰ろう〜、と当日朝、訪ねてきてくれた方もいらっしゃいました。
もちろん、一緒にジェネしました!

本を1冊持って自己紹介


3人ずつのグループに分かれて、ひとり1冊持ち寄った本で自己紹介を行う。自己紹介だけで今日一日が終わりそう(笑)

新しい本、新しい言葉に出会い広がる世界

誰かの自己紹介に登場する本、本のなかの言葉に出会い、そこから世界が一気にブワッと広がる感覚が楽しい。
今日、ここで、初めて出会った人の世界に触れる。その人が見ている向こう世界にも触れていく。

萃点(すいてん)
さまざまな物ごとの"ことわり"が通過し、交差する地点。
いま、この「場」がまさに、萃点なのだーー。

ジャミング
登山をする方が、岩と岩の間、隙間があれば、その隙間に手の指をふっくらさせて入れることで登ることができる、という話。おもしろい!

わかりあわないまま一緒にいるという優しさがある
中洲・昼スナひきだしのママ、フィッシュさんの言葉。
わかりあえないと苦しまなくていい。わかりあえないからスタートしているんだから。わかりあえないけど一緒にいる、一緒に生きているって、優しさじゃないってーー。

そのまま対話に突入


なぜその本を?自分にとってどんな本?その本をどうやって知った?本があるだけで、話が尽きない……。本を紹介してくれた人が見ている世界を一緒に見て、感じたことを共有したい。自分が好きな人が読んでいる本は、夢中で読める。その先に、本を介してその人と対話したいとの願望があるから。どんな本が好きかを人に開示するのはちょっと恥ずかしい、自分の心を知られそうだから。

本という自分の外にあるものを介して、お互いの気持ちや感情を共有、交換できるのがいいな。話はいつまでも尽きないーー。

パターンランゲージカードもやってみようということになり、1枚引くと「一貫した関わり」。なんとなく合うな〜の感覚はどこからくるのか。表情を見たらわかる、五感で感じている?なぜ本屋アルゼンチンに惹かれるのか?面白いに決まっているという先入観がある。その最初はどんな気持ち?紹介してくれた人や、イベントのコアとなる人への信頼や興味ではじまる。ここでも話が尽きないーー。

話すことに夢中になりすぎて、ハッと我にかえると運営側であることをすっかり忘れてしまっていた。マズい!と思ったが、ジェネレーターとは、教える人でもなく、ファシリテーションする人でもなく、一緒に楽しむ人、よかったということにしよう。

知図を描く


対話のあとは、真っ白な画用紙に感じたことを自由に描く。
文字でも絵でも線でも丸でもなんでもいい。
みんなで感じたことを共有する。
ここから世界が広がっていく。

即興演奏


プログラムオーナーでもあり、プロギタリストのこうすけさんが、いま感じていることを奏でてくれました。対話して感じたこと、考えていること、頭のなかと心と身体が、ギターの音が通ることでつながっていく感じがした。

「最後、まとめがないのがいいですね。いいモヤモヤを持ち帰ります」
と言ってくれた方がいた。そうだな、と思った。

答えもないし、わからないことを、考え続ける。
その小さな種をお土産に持ち帰る。

帰り道、またフィッシュさんに相合傘をしてもらって大入駅へ。
雨ふり、誰もいない駅で、電車を待つ。

ふたりでベンチに座っていると、ジブリの世界にいるような気分になってふたりで笑った。この景色を忘れないだろう。

・・・

次回は7月6日(土)のイベントは「Feel 度 Walk」です!


場所は本屋アルゼンチンで朝からの予定(糸島大入駅徒歩1分)
お子さんもご一緒にどうぞ!また詳細案内します。

「Feel 度 Walk」とは?コクリコ記事はこちら!

去年、市川力さんと本屋アルゼンチンで開催された「Feel度Walk」のレポートはこちら!今年は泊まりなし、日帰り開催です!

参加したあとに、娘とふたりで「Feel度Walk」やってみた感想をnoteに書きました!

開催 #本屋アルゼンチン
主催 #ジェネレーター公民館


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